１９６６年VWはコンバーティブルでしたが、やはりクーペの屋根の丸さも捨てがたい魅力がありますね。これは１９６２年のVWのクーペです。モズライトでいえば６３年型にあたるでしょうか。この１９６２年までのVWはさらにデラックスに作られています。フロントのウルフスブルグのクレストや筆記体のエンブレム、さらに小さなターンシグナルランプやリアのライセンスランプなど安全性よりもデザインを優先したデティールがとても好ましいVWです。内装に目をやるとシートやフロアのゴムなどもボディカラーに合わせてグリーンになっています。このボディカラーはベリルグリーンという珍しい色ですが、これも一度も塗装をやり直していないファクトリーオリジナルペイントです。ダッシュボードの色と見比べると、４５年以上が経過した色あせがほどよくまろやかさを出して、えも言われぬ雰囲気を出しています。この写真は朝日の中でライカのMPで撮影しました。
天井内装はビニールではなくモケットです。この１９６２年までの特徴です。デッドミントのVWは走りも新車の時の感動を味合わせてくれます。デッドミントのモズライトも当時の音を再現してくれます。