みなさんはマイクブルームフィールドをご存知でしょうか？自分の中で初めてブルースギターのすばらしさを教えてくれたギタリストです。当時はアートロックという新ジャンルを確立しようとしたCBSソニーが発売したいつくかのアルバムの一枚でした。「スーパーセッション」と名付けられたこのアルバムを１０代の頃何十回と聴いた記憶があります。そのときに使っていたレスポールがそのままの形で発売されたので買わないわけにはいかなくなりました。当時のマイクブルームフィールドが施した改造も見事に再現されています。グローバーのメタルペグやポットノブが一個だけ違っていたり、ストップテイルピースの上側のビスの頭が黒く塗られているといった具合です。なによりもすばらしいのはこの５９年レスポールが極太のバリトラでティーバーストにフェイドしたボディでしょう。塗装もクリアが落ちた雰囲気を醸し出しています。